医療法人社団 素耕会 冨士クリニック

医療法人社団 素耕会 冨士クリニック
観音寺市観音寺町甲の内科、小児科、消化器内科、リハビリテーション科、泌尿器科

〒768-0060 香川県観音寺市観音寺町甲3002
TEL:0875-25-3692
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泌尿器科診療室


別館の泌尿器科診療室が完成し、診療を開始いたしました

この度、リハビリテーション室だった場所を新たに泌尿器科診察室・検査室・処置室として完成し、泌尿器科としての診療を開始いたしました。地域のホームドクターとして皆様から信頼される医療を提供していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

泌尿器科担当医師 藤田 雅一郎

〔泌尿器科診療室外観〕
冨士クリニック本院の斜め前の旧リハビリ室に泌尿器科診療室を増設致しました。

〔待合室〕
皆様が快適にお待ち頂けるよう空間を目指しています。

〔廊下〕
手前から診察室、検査室、トイレと並んでおります。それぞれプライバシーに配慮しております。

〔診察室〕
医師による問診、診察、超音波検査などを行います。

〔泌尿器科専用トイレ〕
車椅子での移動にも対応できるよう広くスペースを確保しています。
またここから検尿検査を提出できるように小窓を設置しています。

〔検査・処置室〕
膀胱鏡検査や尿流測定検査を行うスペースとなっております。


1. 排尿障害

膀胱に尿を貯め、貯まった尿を体外へ排出する過程のどこかで異常をきたす事。
尿をうまく出せない排出障害と尿をうまく貯める事が出来ない蓄尿障害に分けられる。
それぞれの原因となる疾患は様々有りますが、同じような症状を有していても異なる治療を必要とする場合も多数有るため、泌尿器科で専門的な検査を行い適切な診断・治療を行う必要があります。

排出障害とは
尿道狭窄、前立腺肥大症、神経因性膀胱(糖尿病、脊髄疾患、脳血管障害に合併)

蓄尿障害とは
過活動膀胱、神経因性膀胱、膀胱炎、間質性膀胱炎


2. 尿路、性器感染症

尿路(尿道、前立腺、膀胱、尿管、腎臓)や性器、外陰部に発生した感染症。
尿路感染症は最も頻度の高い感染症の一つです。性的活動期の20~40歳代の女性に多く、原因検索を十分に行い、原因菌にあった治療が必要となります。

尿道炎とは
尿道に細菌が感染し、炎症を起こします。感染の多くは性行為による物が多く、淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎などがあり、それぞれ治療法が異なるため原因の検索が必要です。

膀胱炎とは
尿道から細菌が侵入し、感染を起こした状態です。膀胱炎は女性が泌尿器科を受診する疾患で最も多い疾患です。主な症状は頻尿(尿回数の増加)、排尿時痛(尿を出すときの痛み)、残尿感(尿を出した後も、度々トイレに行きたくなる)、血尿(尿に血が混じる)などが有ります。

急性前立腺炎とは
女性の膀胱炎と同じ機序で起こる尿路感染症の事です。尿道から細菌が侵入し、膀胱に到達する途中の前立腺で細菌が繁殖して起こります。主な症状は排尿時痛(尿を出すときの痛み)、頻尿(尿回数の増加)、排尿困難(尿が出にくい)、発熱などが有ります。

精巣上体炎とは
尿道から入った細菌が制止の通り道から精巣上体へと到達して感染を起こします。主な症状は陰嚢痛(たまが痛い)、陰嚢の主張(たまが腫れる)、発熱などが有ります。

腎盂腎炎とは尿道から侵入した細菌が、通常の尿の流れを逆行し、膀胱から尿管を通り腎臓まで到達して感染を起こします。主な症状は左右どちらかの腰の痛み(腰を叩くと痛みが響く)、発熱(38度を超える高熱)、食欲の低下、倦怠感(体がだるい)などが有ります。


3. 尿路結石症

まさしく尿路(尿の通り道:腎臓、尿管、膀胱)に石が出来る事です。突然の腰の激痛、血尿、嘔吐などで救急車で運ばれたりする事もある疾患です。男性は7人に1人、女性は15人に1人がかかると言われ、再発(繰り返す)の多い病気と言われ、近年増加傾向にあります。
尿路結石は腎臓で作られ、腎臓にいる間は痛みを感じない事が多く、血尿や健康診断で見つかる事も多い病気です。ある程度の大きさになった石が膀胱へ向かう尿管内へ落ちてきて詰まると発熱や激痛が生じる事があります。自然に膀胱まで流れる場合もありますし、途中で詰まって出なければ治療が必要になる事もあります。


4. 尿路悪性腫瘍(癌)

尿路にできる癌には腎がん、腎盂がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がんなどが有ります。近年では健康診断や他の病気で通院中にたまたま見つかり、早期発見されるケースも増えています。
前立腺がんは血液検査(PSA)によって早期発見される機会が増えています。
膀胱がんは無症候性の血尿(痛みのない血尿)が最も多い症状ですが、超音波検査で見つかる事もあります。
腎がんは症状があまりみられない事が多く、健康診断や他の病気に対して行った画像検査などで偶然発見される機会も多いです。
腎盂尿管がんは膀胱がんと同様に血尿で見つかる事が多いですが、健康診断や他の病気に対して行った画像検査などで偶然発見される場合もあります。
精巣がんは若年男性に見られる事が多く、無症候性の睾丸の腫脹やしこりなどで見つかる事が多いです。


5.勃起障害(ED)、男性更年期障害

勃起障害(ED)には様々な原因があります。心因性、男性更年期障害、糖尿病などの生活習慣病によるものなど原因は様々です。保険適応ではないため、自費診療になりますが原因の究明やED治療薬による治療を行う事が出来ます。